2018年の首都圏の中学入試の傾向に少しだけ変化が出てきています

それは大学入試共通テストを意識した問題が出ています


立場を変えたものの考え方が出来るか

グラフ、表、図、絵、文章、会話文から現代社会の問題について問うた設問が増えている。


例えば、ある売り場の売り上げの表から商品を売り切った売り場と売り残しが出た売り場があり

部長は売り切った社員を評価し社長は売り残した売り場を評価したという。

この時の社長の考えを指定された接続詞を使って説明せよ、という問題

皆さんはどう考えますか。

答えは売り切った売り場=チャンスロスの発生

一方の売り残した売り場はお客様に買うチャンスを与えたとして評価される、という答え。

食品ロスが問題にはなっていますが、会社の社長の立場としては、売り切れ=売れる機会を逃した、と判断されるようです。

このように消費者、供給者、経営者の立場にたったものの考え方が問題になっています。

消費者である小学生にとっては難しい問題ですね。


算数では数の性質

理科では実験や観察の問題が増えています

社会ではグラフ、表、図の読み取り問題がよく出題されています。


大学入試改革を意識した問題が多く

・ 自分で考えさせる

・ 習ったことを現実問題に反映させる

・ 自分の考えを自分の言葉で書く


今後の中学入試のポイントとしては

・ 目の付け所や、とっかかりの見つけ方

・ 現実社会の問題に目を向ける

・ 考えたことを人に話してみる力

・ 考えたことを書いてみる経験

などが多く求められるのではないでしょうか。


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